2026年06月13日(土)

コラム「一言進言」

待機児童問題に一人も質問なし

〜緊急の課題ではないのか?〜

9月に入り、各市で定例市議会が開催される。久しぶりに周南市議会の一般質問に目を通して見た。24人もの市議が執行部に論戦を挑んでいるが、どんな内容で、何を目指しているのか、のぞいてみた。藤井康弘市議はカーボンニュートラルをテーマに自説を披露、市の姿勢を問うが、観念的な考察が目立ち、市民生活の中で取り組むべき課題が見えてこない。確かに勉強家の藤井市議らしい高邁な見識が素晴らしい。

服部恭弥市議は福祉の専門家らしく、介護支援専門員の「法定外業務」に関して質問。変わったところでは西尾孝夫市議の民俗芸能に関する質問もあった。そのほか、公共施設への空調設備整備への関心が強いことが目立った。日本共産党は藤井直子市議が、給特法改定反対ビラの徳山駅前広場での配布に市が不許可にしたことで、憲法違反ではと訴える質問をする。24市議が様々なテーマで質問するが、質問者が多いのは良いことだ。

しかし、わが社の我田引水になるかもしれないが、本紙は8月1日号で「周南市は3年連続で待機児童」と小学校の児童クラブへ入れない子どもが45人もいること▽8月29日号では保育所に入れない待機児童が2人、保留児童が40人もいることを特集した。徳山ボートが年間40億円も稼いで市に投入しているのに追いつかない現状はどうなっているのか。「子どもまんなか社会」を高く掲げる周南市にとっては大問題だ。

少子化対策、人口減少対策は緊迫課題だ。財源もある周南市がこのありさまでは将来はない。今回、不思議なことに24市議の中でこの問題を取り上げた市議は一人もいなかった。わが社でもパートの女性が学校に児童クラブに預けられず働けなくなった。議員の皆さんはこうした問題に関心がないのか、仕方ないと理解しているのか。働かないと生活が困窮する子育て世代にどう向き合っているのか。

毎年1千人もの若者が流出している周南市で、若者がここに住みたい、家庭を築いて頑張ろうと思わせるための最低限の要素をないがしろにする地方都市に未来はない。市議会と執行部がともに切磋琢磨して議論し、こどもを育てたい地域にしようという思いを抱いて欲しいものだ。市議会議員に期待できなくなる。

(中島 

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
出光興産

出光興産徳山事業所は、エネルギーと素材の安定供給を通じて産業や暮らしを支えています。環境負荷低減や安全操業に取り組み、地域とともに持続可能な社会の実現に貢献していきます。

スバル合同会計 周南事務所

相続時や建物の購入売却時の相続税・資産税のご相談。
大切に育てた事業の譲渡や事業の拡大にむけて、複数の専門業者との提携で、お客さまの求める結果を一緒に目指します。

株式会社トクヤマ

トクヤマは、電子材料・ライフサイエンス・環境事業・化成品・セメントの各分野で、もっと幸せな未来をつくる価値創造型企業です。

山田石油株式会社

ソロや友達と過ごす「おとなじかん」から、親子三世代で過ごす「かぞくじかん」も楽しめる日帰りレジャー施設「くだまつ健康パーク」。屋内で遊べる施設や岩盤浴、サウナも充実!