コラム・エッセイ
No.1 “人生を豊かにする魔法のことば”
一喜一憂 藤屋侃士2021年、今年もつつがなく過ごせますように、世界は人類の栄知と祈りで平和を実感できますようにと祈りたい。今年のはじめの原稿は、はじめ尽くしのめでたいものでありたいと願っている。
去年は健康に自信が持てない時期もあり、病院通いが多かったので、今年は医者が不用となるよう留意して過ごしたい。
私の若い頃は、成人式と言えば、1月15日だった。大人になったことを自覚し、自らの努力で生き抜こうと決意したことを思い出す。2000年から、成人式は1月の第2月曜日になったのでピンとこないところもあるが、大人として社会的に認められることは、誰にとっても特別なものがある。
20歳になった人々を祝う「成人式」は各地で催され、晴れ着に身を包んだ男女が街を彩ったものだ。しかし、今年はコロナ禍で、成人式がなかったり、規模が縮小されたりしている。
成人式を調べてみると、10歳の「2分の1成人式」、30歳の「三十路成人式」、40歳の「ダブル成人式」などお互いの成長と健康を喜び、思い出話を語り合ったり、写真を取り出してみたり、一つのふし目としてのイベントとしておもしろいものになっている。
いずれにしても、今を健康で豊かに生きていられることに感謝してこれからの人生を後悔なく終わりたいと願いつつも、悔やまれることを指折り数えている自分を思い出しているのが現状である。
昔、祖母は新年に子ども、孫を一同に集めて、「新年は、年神様(としがみさま)という神様が運んで来て下さった」と言っていた。そして、親戚(しんせき)や親子、知人が仲睦まじく集う(つどう)ことから、1月のことを睦月(むつき)と言うとも教えられた。
家族も、隣近所も、日本中も世界中も、お互いを気遣い、寄り添い、自分も近い人も大切にしながら、生活することを学ぶ1年にしたい。「一年の計は『元旦』にあり」という諺(ことわざ)を語り継いできたのも、日本人が「はじめ」を大切にして来たからこそかもしれない。私の今年の1年の言葉は「感謝」としたい。幸せだから「ありがとう」ではなく、「ありがとう」と言える自分でありたい。
孫が作った雪だるま
《庭を彩る花など》 香りのよいスイセン
《庭を彩る花など》 雪の中で咲くナデシコ
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