2026年10月24日(土)

コラム・エッセイ

No.4 “三寒四温”お体に注意を!

一喜一憂 藤屋侃士

 弥生三月という言葉の響きが好きだ。もの寂しげだった景色が花の色に彩られていく中、鳥や虫、そして私たちも少しずつ活動的になりだして、自然界も賑やかに動き始めた。

 先日、庭のアーモンドの木に丸っこい鳥がつぼみをつつきに来ていた。冬ごもりから目覚める命の息吹きにおのずと元気がもらえる。

 “よし、俺も頑張るぞ”

 3月6日は啓蟄(けいちつ)。啓は開く、蟄は冬ごもりの虫をあらわし、冬眠から目覚めた虫や動物たちが土の中から出て来るころという意味。

 そういえば私の通っているデイサービスの近くの保育園の子どもが赤いテントウムシとダンゴムシを見つけたと言って見せてくれた。陽気に誘われて外に出たくなるのは人間も虫も同じ。何となく心がウキウキ、ソワソワ。厚手のコートを脱いで出かけたくなると思っていた途端、急に寒くなり、「冬のコートでお出かけ下さい」とテレビのアナウンサーが呼びかけている。

 《三月九日》

 物の本を見ていると「サン(3)」と「キュー(9)」の語呂合わせから、ありがとうの日。語源は「有り難し」で滅多にないといった意味。結婚式の司式司祭はメッセージで寝る前に手を取り合って「今日一日ありがとう」と言うことを勧められた。子どもじゃあるまいしということが頭をかすめたが、いい加減に聞いていた。最近はこの言葉がしきりに思い出される。

 「ありがとう」が多い人はストレスを引きずりにくいというデータもあるそうだ。

 日常、ありがとうを連発し、ちょっとの幸福感、満足感を味わう一日を体験してみてはいかがですか?

 私?ですか。

 今さら、もういいよ。

 《“風”雑感》

 今ごろ吹く風も強弱や寒暖によって様々な名前がついている。

 「春風」「恵風」また、低気圧が日本海を発達しながら進むことで発生する強風は「春嵐」「春疾風(はるはやて)」また、うららかな春の日差しの中をそよ風が吹き渡る様子を表現する「風光る(かぜひかる)」という日本独特の美しい表現もある。

アーモンドのつぼみ

アーモンドのつぼみ

蕗のとう

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