コラム・エッセイ
No.17 秋の花たち
一喜一憂 藤屋侃士9月8日の「日刊新周南」に、下松市生野屋駅近くでイノシシが目撃された、という記事が出ていた。
その少し前に、我が家の前の土手も、派手にイノシシに掘り返された。生野屋駅までは徒歩15分程度。同じイノシシかと思ったが、記事には体長30センチ程度とあり、我が家の前の掘り返し跡は小さなウリボウができるサイズではない。親子だったのだろうか。猛暑と長雨でイノシシたちは食料難に直面しているのかもしれない。
9月中旬に、今年も土手に彼岸花が咲いた。イノシシが掘り返した跡を避けるようにして彼岸花は咲き誇っていた。彼岸花の根に含まれる毒が、イノシシよけになるというのは本当なのだろうと改めて思う。
秋風が心地よく感じられる頃、秋の花々も美しくなってくる。
ハッピーマンデー制度により、敬老の日が9月15日から、連休の月曜日に変わって、早20年。しかし、どうも慣れない。今年の敬老の日は20日。清々しい快晴。
下松スポーツ公園にコスモスを見に行った。見ごろには少し早かったが、様々なコスモスが咲いていた。早く咲き始めるオレンジ色のキバナコスモスは満開で、定番のピンクのコスモスは咲き始め。八重のコスモスや濃い赤のコスモス。その種類の多さに驚かされる。
コスモスの原産はメキシコ。コロンブスがメキシコからスペインに持ち帰り、そこから世界中に広まった。日本に入ってきたのは幕末で、明治になってから広まったということで比較的新しい。100年の時を経て、コスモスは日本の代表的な秋の風景になった。
近くにも秋の花々が道行く人々の心をなごませてくれる花壇がある。久保中学校の国道側にある花壇と久保中学校のフェンス沿いの花壇。いずれも昨年の下松市花壇コンクールで入賞している。
下松市では、登録されている花壇に、サルビアやマリーゴールドなどの苗を配布し、学校、自治会や諸団体が花壇を手入れしていて、秋にはコンクールが開催される。昨年は106の花壇が審査対象だったというので、市内のいたる所で花を楽しめるという訳だ。
道沿いに美しく咲く花々。花を手入れする人々の愛情が、私たちの心を癒やしてくれる。日々の暮らしの中にある何気ない風景。美しい花々は心のごちそう。心豊かに穏やかに生きることを応援してくれているようだ。
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土手に咲く赤と白の彼岸花
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よく手入れされている花壇
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八重のコスモス
