コラム・エッセイ
No.8 遅れて届いたクリスマス・メッセージ
一喜一憂 藤屋侃士新型コロナ感染症の猛威は治まる気配がない。世界中で大変な情況が続いていることには心が痛む。
20年以上にわたって支援している、パレスチナのベツレヘムにある、トラウマを持つ子どものための特別学校「ホーリー・チャイルド・プログラム」からは、毎年英語でクリスマスのメッセージが届き、長女が翻訳してくれる。
昨年のクリスマスメッセージは、コロナ禍においても、心温まるものだった。少々時期を逸してしまったが、この状況だからこそ、ぜひ紹介したい。
❖ ❖ ❖
親愛なる友人・支援者のみなさま、
今年もクリスマスの時期がやってきました。ホーリー・チャイルド・プログラムでは、クリスマスは特別なお祝いです。しかし、今年はいつもと違って、新型コロナウイルス感染症の存在が影を落としています。顔を覆い、距離を置き、手洗いをすることが日常になり、そのことが私たちの精神をも支配しようとしているようです。
ホーリー・チャイルド・プログラムでは、数人のスタッフと保護者がコロナウイルスに感染しましたが、全員無事に回復しました。そのことに感謝しています。感染防護対策と隔離のもとでの子どもたちへの教育でしたが、オンラインと電話による多くのサポートをしながら実施することができました。
今年のクリスマスの時期は、お祝いの行事が減ってしまいます。子どもたちによるクリスマスの劇や羊飼いの野の洞くつでの伝統的なミサを楽しむ代わりに、私たちは封鎖された状況で過ごさなければならないのは悲しいことです。
しかし、今年は感染症のまん延のなかで、これまで以上に、私たちの心と生活に、救い主が無償の愛を持って人の子として来られたという、クリスマスの精神が必要です。
ベツレヘムの羊飼いたちがしたように、クリスマスの精神をすべての人に広めましょう。
困難や制約のなかにあっても、クリスマスの精神を持って、私たちみんなの顔を輝かせましょう。
この非常に困難な年に、29人の子どもたちとその家族と共に、使命を持って仕事を継続できたことに感謝します。
私たちは、あなたと共に、クリスマスの希望と平和と愛を分かち合います。
あなたとあなたの家族が、今年、この非常に特別なクリスマスを祝福し、来年も神様の祝福があなたと共にありますように。お元気で!
ホーリー・チャイルド・プログラム・チームと子どもたちより
❖ ❖ ❖
世界中でがんばっている人たちがいることを心に刻み、クリスマスの精神が意味するところの、希望、平和、愛を日々の生活に持ち続けたい。
学校で学ぶ 子どもたち (コロナ禍)
クリスマスメッセージ
校庭のオリーブ。オリーブは平和の象徴
