コラム・エッセイ
No.18 日常の中での非日常 〜機内食を食べる〜
一喜一憂 藤屋侃士やっと全国で緊急事態宣言が解除された。
夏ごろのニュースでは、このコロナ禍にあっても、平均寿命は男女ともに過去最高を更新したということが報道されていた。昨年の日本人の平均寿命は男性が81.64歳、女性は87.74歳。いずれも過去最高で、男性は9年連続、女性は8年連続で更新したとのことである。それだけ、健康に気を付けて過ごした結果なのだろうか。
新型コロナウイルスへの感染者数は日に日に少なくなってきている、ワクチン接種が進みコロナウイルスに感染しても重症化する人は減ってきている、というニュースを聞くとホッとする。自由に移動でき、大切な人たちに制限なく会える日々が来ることを切に願っている。
海外に行くということはほぼ不可能に近い状況が続いている。飛行機の国際線は8割以上減っているという。
話題になっている、航空会社のエコノミークラスの機内食を通信販売で購入してみた。
全日空(ANA)のエコノミークラスの機内食を購入したのだが、2020年12月から販売を開始、雇用の確保やフードロスの解消といったこともあったそうだ。インターネットで購入できるが、発売と共に売り切れになってしまうこともあるほど人気だ。100万食も売れているというのだから驚く。
機内食と同じパッケージというのも、楽しい気分になる。機上気分が日常に非日常が加わったようで嬉しくなる。海外旅行に行き始めたころは、機内食が出てくると、必ずと言っていいほど、エコノミークラスのテーブルいっぱいに載せられた機内食の写真を撮ったものだ。まだ、フィルム写真の時代。現像したときの最初のほうに機内食の写真があったことが思い出される。
冷凍で届くエコノミークラス機内食。予想以上においしかった。彩りもよく、見た目にも楽しい。飛行機の中で食べたものよりおいしく感じるのは、人気の機内食が選りすぐられているせいか、航空会社の違いか、気圧の違いなのか、気分的なものなのか。
冷凍食品を温めるのに時間がかかってしまうものもあるが、この機内食は冷蔵庫で解凍して食べる前にチンするので3分ですむ。カップラーメンと同じ時間。この手軽さも嬉しい。職場に弁当を持参する女性陣(娘・嫁・孫)たちに好評で、凍ったまま持っていくと、昼頃にはちょうどよく溶けていて電子レンジで軽く温めて食べられるので便利と、気に入っている。
値段は1食あたり750円。これは高いか安いか微妙なところかもしれない。750円出せばもっとおいしいものが食べられるかもしれないが、非日常の心が躍る思いを回想させてくれることを含んでいると思えば、悪くないのかもしれない。
機内食と同じパッケージが楽しい。
野菜もしっかり入った「チキンザンギ丼」
スープとサラダを付けた手軽な夕食
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