コラム・エッセイ
山里の秋満喫へ
翠流▼新型コロナウイルス感染症が広がる前、秋の人気イベントに「ルーラルフェスタ」があった。国道など幹線道路沿いの直売店を結んで開かれ、各直売店でさまざまなイベントを用意し、この日に合わせて地域をあげての収穫祭、文化祭を開く地区もあった。スタンプラリーも開かれた。
▼感染拡大で、昨年に続いて行事の延期、中止、縮小が続いているが、自然は感染拡大の中でも四季の変化を見せている。夏の暑さもやわらいできた。文化の秋、食欲の秋、スポーツの秋、実りの秋。各地の観光農園がにぎわっている。間もなく、紅葉の季節も始まる。
▼周南市内なら高瀬湖、鹿野の長野山や重森三玲の庭園が注目されている漢陽寺、長穂の竜文寺や須々万の「ふれあいの森なんでも工房」、大玉杉の飛龍八幡宮、中須の棚田、菅野湖、須金フルーツランド、間もなくナベヅルが飛来する八代。下松市の米泉湖も近い。
▼イベントは中止になったが、直売所、農家レストランなども点在し、道の駅「ソレーネ周南」もあって紅葉だけでなく、里山ならではの味を楽しむこともできる周南市では6カ所の直売所を結んでスマートフォンを使ったスタンプラリーも開いている。
▼ルーラルフェスタでは市町や県の枠も超えて開催されることもあった。アフターコロナの時代。ICTを活用して山里の秋を満喫できる事業が実現できないだろうか。感染拡大もようやく沈静に向かっている。コロナ禍で都会から地方へ、目が向き始めたとも聞く。もう一歩、前へ進みたい。(延安)
