コラム・エッセイ
周南公立大がすべてを救う?
翠流▼「地域貢献大学」を目指す周南公立大が開学して間もなく2カ月になる。新型コロナウイルス感染拡大で学生の姿が消えていた大学内にも若い笑顔があふれるようになった。今春は入試の倍率も高く、定員以上の学生が入学した。
▼2年後には情報科学部や看護学科、スポーツ健康科学科が開設され、さらに学生や教員が増える。そのための新校舎の建設ラッシュも続いている。多彩な公開講座も間もなく始まり、親しまれる大学になりつつある。
▼以前に徳山大の市立化は大学と市役所の合併のようなものだとこの欄に書いた。開学後、そのこと強く感じている。市役所業務へのDX導入、大学の足元にある周南緑地公園のスポーツ施設、学生の生活やアルバイトの場でもある中心市街地の活性化、湯野温泉の活用、大田原自然の家の将来像など市の課題のどれをとっても大学ならではの研究、教育力を生かせば解決へ大きく進展しそうだ。
▼DXは今から情報科学部の研究や実証実験などの対象にすれば、数年後には日本一のDX都市にできる。周南緑地公園も多いに利用してもらい、大会開催などのボランティア活動や市民向け講座の会場などにも使って、大学から活用についての知恵をもらいたい。
▼商店街は徳山駅前図書館や再開発で建設中の施設を中心にサテライトキャンパスとして市民との交流の場に最適だ。地域、企業の課題解決も期待したいが、まずは大学が市役所内の課題に積極的に取り組める市側の体制づくりが求められる。
(延安弘行)
