コラム・エッセイ
さくらホールでパラボラ会?
翠流▼山口県周南市糀町のピピ510の1階にあったコミュニティ施設が閉鎖された。中心市街地の貸し会場が少なくなった。ピピ510は3つのホールがあり、最大のホールでは産学官の交流会の周南パラボラ会も開かれていた。
▼市民活動や文化活動、経済活動の会合、集会の会場は減少傾向にある。徳山駅前図書館と新庁舎にシビック交流センターができた一方で、勤労福祉センター・勤労青少年センターや市民館はなくなり、集会の会場が増えたわけではない。
▼新南陽に生涯学習の拠点の学び・交流プラザがあるが、こちらも中央公民館などの代替施設の意味合いがあり、部屋数が大きく増えたわけではない。
▼使い勝手がよくて安く借りることができ、駐車場もある施設が増えれば利用する人は少なくないだろう。コロナ禍も一段落すれば人が動き出す。将来的には大規模な中ホールもある昔の市民館のような施設が望ましいが、とりあえず考えられるのが毛利町の県周南総合庁舎のさくらホールなどの活用で、ここならパラボラ会も開けそうだ。しかし、県営施設のためか、有料のイベントは使用できないなど制約がある。
▼いっそ、県周南総合庁舎を建物ごと市が買い取り、市で運営してはどうか。周南健康福祉センターなど県の機関はそのまま入居して家賃を払ってもらえばいい。少し縮小して県税事務所がある1階に市保健センターを移転し、現在の保健センターを丸ごと文化活動などの施設に使う手もある。中心市街地の公共施設再編。みんなで知恵を出し合いたいテーマだ。
(延安弘行)
