コラム・エッセイ
新型コロナウイルス感染症政策の変更
翠流▼周南地域で新型コロナウイルス感染者発生の発表が県からあったのは2020年4月4日。全国的にはすでに感染が広まり、学校の休校、人が集まるイベントの中止などが始まっていたが、こんなに長く続くと思っている人はまだ少なく、夏になれば下火になると期待していた。
▼しかし、新型コロナウイルス感染症は世界全体で大流行になった。感染者数を把握する作業が重荷になり、感染者数の発表方法も変えざるを得なくなった。
▼最初に感染者が見つかった中国では、昨年12月に政策の変更で移動制限もPCR検査もほとんどなくなった。ところがそのあと短期間に数億人が感染して正確な死亡者数は明らかになっていない。
▼日本でも移動制限がなくなり、政府は5月の連休明けにはインフルエンザ並みの扱いにする方針を示し、歓迎する声も高まっている。その一方で、規制があるからではなく、集団感染や感染拡大を避けたいために会食などの制限を続けざるを得ない職場も少なくない。感染者数も正月明けに比べると減ったが、県内でも連日、数百人という状況が続いている。
▼この3年間、家庭にも企業にもさまざまな支援があった。家庭に対しての支援金は返還不要だが、企業への融資は返済が待っている。特効薬もまだ見つかっていない。
▼新型コロナウイルスとの戦いはこれから第2ラウンド。「感染を予防しながら日常を取り戻す」ために、誰もがもうひと踏ん張りせねばなるまい。
(延安弘行)
