2026年06月28日(日)

コラム・エッセイ

徳山北分校を文化センターに

翠流

▼周南市議会の会派質問で、複数の会派が取り上げたのが中学校の部活の地域移行の問題。部活動を学校教育から切り離そうとする動きだ。生徒数の減少で部活の種類が限られる学校が増え、一方で教員の負担も増えていることから導入が始まった。

▼周南市教委は2023年度から25年度までを準備期間とし、26年に平日、休日を一体としてスタートさせる方向性を公表して、活動の場所、費用、指導者、移行期間中の扱いなどをめぐる議論が進められている。

▼4月には準備が始まる事業。今年の小学3年生が中学生になる時にはスタートする。それまでにモデル、試行としての活動が始まる。もう「待ったなし」だ。

▼吹奏楽部など文化部は学校教育から離れることで教室を活動場所として使用できなくなる可能性もある。市民センターなどの利用が頭に浮かぶが、今春で閉校する須々万の徳山高徳山北分校は市内のどこからでも30〜40分で集まれる。全市的な文化センターとして使用できないだろうか。

▼市内の中学生は約3400人。2割としても約700人が文化活動に参加する。一つの会場に集まることで、伝統芸能など、これまでできなかった多様な活動を始めることも可能になる。

▼地域移行の目指すところは明確。中学生の「やってみたい」に応えることができる環境づくり。周南公立大があり、大手企業の文化、スポーツ活動も活発だった周南市。全国のモデルとなる、柔軟かつ大胆な手法が期待される。

(延安弘行)

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