コラム・エッセイ
周南市の観光ルート
翠流▼山口県周南市鹿野の漢陽寺の庭園の登録記念物、川崎観音堂の本堂などの登録有形文化財のプレートが文化庁から届いた。周南市内だけでも多くの人に見て欲しい観光スポットは少なくない。文化財などを効率よく見て回れる観光ルートが必要ではないだろうか。
▼今回の登録地を組み入れた市北部であれば、須々万の大玉杉の飛竜八幡宮、陶氏墓所があり、山門も立派な龍文寺、そして今回の漢陽寺や二所山田神社を巡るコースはどうだろうか。
▼新南陽地区の四熊家、旧日下医院、それに今回の川崎観音堂。これに毛利氏の三矢の教訓状を書いたといわれ、寺の周囲に土塁と環濠が残る勝栄寺や若山城跡を加えることもできる。
▼徳山駅周辺はすでに児玉源太郎ゆかりの史跡や、詩人のまど・みちの地を巡るコースがあり、工場夜景の鑑賞スポットもタクシーなどで回ることができる。
▼このほかにも、回天基地跡や旧海軍燃料廠の関連施設など戦争遺跡の見学コースや、これらからの季節であればホタルの名所を訪ねるコースも設定できそうだ。時代ごとに、陶氏ゆかりの地などを巡る戦国コースや、幕末・明治維新コースも関心を持つ人がいるかもしれない。
▼自然を生かしたダム湖巡りや、棚田を見て回るコース、観光農園などの体験ができる施設もある。徳山動物園、回天記念館、ナベヅル、ゆめ風車、工場夜景、温泉にとどまらない魅力あふれる周南市。コロナ禍の過ぎた今、情報発信から始めたい。
(延安弘行)
