コラム・エッセイ
図書館にがんコーナーを
翠流▼昨年7月にがん支援団体「ポポメリー」が周南市中央図書館に贈ったがんの資料セット「がん情報ギフト」のコーナーが同館の玄関ロビーから1階の奥の医療関係の書棚の近くに移動した。
▼「がん情報ギフト」は国立がん研究センターのがん対策研究所が2017年から始めたプロジェクトで、同センターがまとめたがんに関する冊子などを図書館に届ける活動。新コーナーも内容は変わらないものの、やや小さくなり、以前のようにポスターを張るスペースもないが、継続していてほっとした。
▼日本では一生の間に2人に1人がなんらかのがんを患うと言われている。がんは身近な病気。自身が発症することもあるし、家族、友人、会社の同僚など周囲には必ずがん患者や経験者がいる。一方で、発生する部位などによって種類も多いし、経過も体調、年齢、生活環境などによって異なる。自身ががんになった時、あるいは周囲にがんになった人がいる時、正確な情報を身近な場所で手に入れられることは大きな安心につながる。
▼しかし、常設の誰もが利用できるがんの情報コーナーとなると同市内では徳山保健センターの1階と中央図書館のこのコーナーしか浮かばない。周南市は同館だけでなく、徳山駅前、新南陽、福川、熊毛、鹿野に周南公立大と市民が利用できる図書館が多くある図書館の街。中央図書館だけでなく、各図書館にがん情報コーナーを設置してほしい。
(延安弘行)
新しいがん情報のコーナー
