コラム・エッセイ
101年目の夏
翠流▼昨年は周南3市にまたがる徳山下松港開港100周年、周南市の児玉神社の遷座100年の記念の年だった。101年目の今年はコロナ禍も一段落して、16日に徳山港の晴海親水公園で開かれた「みなとまつりミナトのミーツ」は大盛況。17日は「海の日」記念事業として周南市文化会館で式典・コンサートがあり、400人が自衛隊の音楽隊の演奏を楽しんだ。
▼24日(月)午前11時からは改修された児玉神社で藤園忌の命日祭が開かれる。周南市唯一の海水浴場の長田海水浴場は休止だが、光市の虹ケ浜、室積、下松市のはなぐり海水浴場では海開きがあり、海水浴客でにぎわいそうだ。
▼児玉神社の遷座と徳山港の開港が同時期になったのは、おそらくは偶然ではない。徳山を発展させたいと願う人たちが、産業面を支える輸出入の拠点として徳山港を開港させ、先人の偉業を受け継いでいこうという強い意志と誇りが児玉神社の創建として現れたのではなかろうか。
▼27年後の2050年。政府はカーボンニュートラルを目指し、周南3市でも脱炭素をはじめ多様な改革がスタートしている。IT技術の進歩も目覚ましい。国際情勢も動いている。その中で、市民の暮らしや意識も変化を続けている。
▼3年先、どうなっているかも見えない。そんな中だからこそ、次の100年とはいかなくても、50年先、30年先、どんな都市で暮らしたいのか。大切にしたいのは何なのか、考えていきたい。
(延安弘行)
