コラム・エッセイ
平和のために戦没者慰霊碑維持
翠流▼周南市の戦没者追悼式が10日に文化会館で開かれた。戦没者を悼み、恒久平和を誓う場でもある。代理だったが国会議員や県議、市議の多くも出席していた。今年は終戦から79年、来年は80年の節目になる。平和についてより深く考える機会にしたい。
▼戦没者や平和問題に関連して課題となっているのが市内でも各地にある慰霊碑、忠魂碑、護国神社などの維持管理だ。連合遺族会有志の絆クラブが定期的に清掃活動をしているが、参加者は高齢化している。
▼そんな時、心強く感じるのが元気な市議の皆さんの参加だ。遺族や地域の人と一緒に汗を流す姿には頭が下がる。ただ、その人数は多くはない。
▼行政、福祉、教育、経済など政治家の守備範囲は広いが、その根幹となることの一つが平和の維持。戦争になれば人権も文化や教育、芸術も、経済的豊かさも吹き飛んでしまう。それでは、平和を守るために政治家は地域で何をすべきか。その一つが戦没者の慰霊碑などの清掃活動ではないだろうか。
▼慰霊碑や、山口県では幕末の殉難者をまつって創建された護国神社もある。活動への参加は歴史を学び、平和の尊さを改めて認識することにつながる。
▼間もなく周南市では市議選があるが、県議、市議などの政治家や政治家を志す人は積極的に清掃活動などに参加してほしいし、将来は自分たちが慰霊碑などを守っていく気持ちを持つようになれば喜ぶ人も多いと思う。
(延安弘行)
