コラム・エッセイ
「光花火大会」物語
翠流▼7月26日(土)開催の光花火大会「♯虹はなび」実行委員会の発足式は、映画の一場面を見ているようだった。市の補助金打ち切りで、資金難から開催が困難と見られていた虹ケ浜海岸での花火大会。立ち上がったのは光ロータリークラブだった。
▼25年前、光青年会議所が40周年事業で虹ケ浜で花火大会を開いた。当時は室積海岸でも花火大会があり、なんで両方でと疑問の声も寄せられたそうだが実現させた。元会員には、この花火大会が昨年までの光花火大会の源流になっているという思いがあったという。
▼元会員が所属している光ロータリークラブからの花火大会開催の申し入れを、昨年までの主催団体の光市観光協会、市も受け入れて3者で実行委員会が発足した。
▼観光振興には、資源そのものの魅力に加え「物語」があることが重要だとよく言われる。規模が大きい花火、華やかな花火は各地にある。しかし、市民の思いと行動中止の流れを止めて、新しい形で開催する「物語」のある花火は、どこにでもあるものではない。
▼開催日まであと3カ月。1千万円を目標にした資金集めとともに、市民参画型の準備・運営が、関連企画や花火の演出、終了後の観客の流れの円滑化などの課題解決にもつながってほしい。
▼7月19日(土)には徳山夏まつり▽26日に虹ケ浜の花火大会▽8月2日(土)はサンフェスタしんなんよう、くだまつ土曜夜市。今年はどんな物語がつむがれるだろうか。周南3市の夏を楽しみたい。
(延安弘行)
