コラム・エッセイ
ジャンプの時
翠流▼周南市誕生から22年。ホップ、ステップ、ジャンプのジャンプに当たるこれまでにない大飛躍の時に来ているという思いにとらわれている。日本ゼオンの新プラント建設700億円に加え、5月末の日本製鉄山口製鉄所の電炉再稼働へ900億円を投資のニュースでその気持ちがより強くなった。
▼2社だけで1,600億円。これだけ巨額の投資となれば、工事にたくさんの人が携わるだろうし、完成すれば固定資産税や企業、従業員が支払う市民税も合計すれば市の歳入のプラス面だけでも数十億円、経済効果となれば数百億円かもしれない。
▼合併時に課題とされた、中心市街地の活性化や市の財政問題、水道、公共施設の老朽化などの対策もこの20年で大きく前進した。学び・交流プラザに続き、鹿野総合支所、新南陽総合支所が建てられ、水泳場、陸上競技場などの改修にもめどがついた。財政面でもボートレースが好調で、他市町に比べれば恵まれた環境にある。周南公立大学ができて街に若者の姿が増えた。
▼その上に周南市にとどまらず周南3市、山口県の経済基盤を支える企業の大型投資。日本ゼオンのプラント建設では「これで周南市は、3年は大丈夫」と思ったが、日本製鉄の発表後は「5年は大丈夫」と思えるようになった。
▼全国的な課題でもある人口減少の抑制、東京一極集中の是正のための地方創生へ、いまこそ力を合わせて行動を起こすべき時ではなかろうか。
(延安弘行)
