コラム・エッセイ
出会いへ、歳末大売り出し
翠流▼徳山駅周辺の商店街がにぎわいを取り戻している。数年前まで駅ビルが空洞化し、映画館がなくなり、大型店や百貨店が閉店し、シャッター通りになりそうな商店街もあった。
▼それが、今では徳山駅前図書館ができ、再開発事業でTOKUYAMA DECKが建てられ、閉店した店もあるが、入れ替わるように飲食店も次々にオープンしている。ライジングホールは若者を中心にたくさんの人が集まり、映画館のシネマ・ヌーヴェルも復活した。
▼毎週末、マルシェなどのイベントが開かれている。平日も人通りが出てきた。危険なアーケードは撤去され明るくなった。空き店舗がなくなったわけではなく課題はあるが、今や全国的にも注目される街になりつつある。
▼一方で、新しい店が多く、まだ市民になじみがあるとは言えない。SNSなどでの情報発信や、昔のようにイラストマップを配る方法もあるが、市民がもっと関心を持つ仕掛けがほしい。
▼必要なのは市内外から買い物に訪れる人と、新しい店との出会い。いっそ、昭和の時代に戻って歳末大売り出しはできないだろうか。豪華景品を工夫し、抽選券や補助券は手渡しにして抽選もガラポン。以前、商店街にえびす様が祭られていたが、再登場させられないだろうか。
▼商工会議所あたりが音頭をとって、老舗も再開発などで開店した新しい店も、飲食店も行政も、みんなが一つになって、ツリーまつりも開かれる年末に向けて街を盛り上げたい。
(延安弘行)
