コラム・エッセイ
周南市美術博物館が30周年
翠流▼周南市美術博物館が1995年9月の開館から30周年を迎えた。有料展の開催は30年間で95回を数えるそうだ。毎年3回ていど、開いてきたことになる。
▼話題になった展覧会も多い。今年は8月31日まで「写真展オードリー・ヘプバーン」が開かれた。9月、10月は市内の団体の作品展や市美術展覧会の会場になる。11月14日(金)から12月28日(日)までは、「やなせたかし展人生はよろこばせごっこ」。アンパンマンの作者で、NHKの連続テレビ小説「あんぱん」のモデルとして関心が高いやなせたかし。人気を集めそうだ。
▼美術館、博物館の仕事は巡回展などを受け入れる文化の受信装置と、もう一つは地元ゆかりの美術品や歴史資料を収集、展示し、全国に向けて発信すること。後者についても周南市美術博物館はこの30年、林忠彦、まど・みちお、宮崎進、児玉源太郎などの関係する作品、資料を収蔵している。
▼8月31日まで開かれていた福岡市の九州国立博物館の「九州の国宝きゅーはくのたから」を訪れた。同館の開館20周年記念の展覧会。国宝などが並び、博物館の力の源が収蔵品にあることを知らされた。
▼周南市美術博物館も収蔵品を活かして30周年記念展を開いてほしい。九州国立博物館では土、日曜は午後8時までの夜間開館。午後遅くに入館したが、ゆっくりと館内を見て歩くことができた。展示内容だけでなく、会館時間の延長など運営面の工夫もお願いしたい。
(延安弘行)
