コラム・エッセイ
第六十六手「囲碁内での職業」
「碁」for it 小野慎吾先月、某新聞社と某テレビ局の取材を受け、新聞掲載とテレビ放映をしていただきました。その影響は大きく、メディア掲載後に数件の問い合わせがありました。少しでも囲碁普及につながればと思う次第です。取材時に日刊新周南のこの「碁 for it」を見たことがあると聞き、改めてこうして紙面で「囲碁」のことを書かせていただく影響と喜びを知れました。新周南新聞社に感謝を申し上げます。
取材時に思ったこと、感じたことを書いてみます。客観的に捉えた場合「囲碁」を職業としているのは全国的にも珍しいことです。筆者は、囲碁内で職業を分けるとしたら3つあると考えています。まずは何といっても花形は「プロ棋士」です。囲碁のプロ棋士は全国で約450人程度です。将棋のプロ棋士は約200人弱です。将棋と比べた場合多い人数ですが、狭き門に変わりはありません。トッププロ棋士は1億円を超える年収があり、夢があります。
2つ目は、囲碁を打つ場所「碁会所」を提供するオーナーです。昔はこのオーナーが一番多かった印象ですが、現在は減る一方です。時代の流れか、上記「プロ棋士」が「碁会所」を経営することも珍しくありません。その形態を持ってしても碁会所衰退の流れは変わりません。
最近では8月に岩国市の碁会所が一つ閉鎖になったという知らせがありました。ですが、囲碁同好会という形で9月にリニューアルオープンしたチラシを拝見し、ほっと胸をなでおろしました。
3つ目は「囲碁普及・教えるための教室」を提供する人です。囲碁教室の先生、講師、インストラクターなど呼び名は様々ありますが、定まっている印象はありません。筆者はここに該当します。来てくれている生徒、お客様と対等・同じ目線で、囲碁を好きになるため、上達するための補助が出来ればと思っています。
ここに関しては近年「プロ棋士」が多くの教室を経営されるようになりました。「プロ棋士」が教える教室から「プロ棋士」が多く誕生し、良い流れになっていると考えます。月謝制が多く都会で有名な教室は、月4回で2万円と一般的な習い事の相場より少し高いと言えます。
大まかにはこの3つしかなく、専門性はかなり高いです。筆者の目標はこれらの職業が珍しいものでなく、なおかつ職業として少しでも恒久的になるように頑張ることです。
将来的にはこれから各地にある碁会所・教室などは合併して行くことが多いと思っています。取材していただき、せんえつながら県内の囲碁に関する代表として囲碁界の未来を明るくして行かなければならないと改めて強く思いました。
明るい未来のために「碁」for it(頑張る)!
囲碁休憩中のヒトコマ
