2026年10月09日(金)

コラム・エッセイ

第百五十五手「碁会所巡り〜日本棋院佐賀中央支部」

「碁」for it 小野慎吾

 日本棋院が発行していた「週刊碁」という新聞が過去にありました。1977年から始まり2023年に休刊しました。「週刊碁」が発行されていた後期に、あるプロ棋士が日本全国の碁会所を巡り、紹介するというコーナーがありました。アマチュアが碁会所を巡り、紹介すると言うのは少ないため、今回はその真似事をしたいと思います。

 最初に紹介するのは「日本棋院佐賀中央支部」です。日本棋院佐賀中央支部は佐賀県佐賀市駅前にあります。JR佐賀駅北口を降りて徒歩1分の場所にあるため、非常にアクセスが良い碁会所です。徳山駅から行く場合は新幹線で新鳥栖(博多経由)まで行き、新鳥栖から佐賀まで電車で移動する形になります。乗り換えがスムーズであれば1時間40分弱で行けるため、そう遠くないと感じました。

 定休日は第2・4火曜日のみで、年末年始以外は無休です。利用料金は一般の方は1,000円/日、女性・大学生以下は500円/日とリーズナブルです。月極料金は7,000円で多くの方が月極の方で利用されている様です。無料駐車場も5台以上完備されていて、車で通う方も安心して利用出来ます。

 席亭は吉岡薫九段(日本棋院中部総本部・令和3年引退)です。吉岡プロと言えば下島洋平八段、鶴田和志七段、大竹優七段等、10人以上の門下生がいる囲碁界では屈指の名伯楽です。元々佐賀県の出身で、2021年の引退をきっかけに故郷の佐賀県の囲碁普及に尽力するために佐賀県に戻ったそうです。

 平日は10人弱、土日は20人弱が碁会所を利用されている様です。リーグ戦方式で対局する事が多いようで、リーグ戦参加者は40人弱で盛り上がりを見せています。各種アマチュア棋戦も日本棋院佐賀中央支部でされているそうで、囲碁盤は20面以上あり、同時に40人以上は対局可能です。

 筆者は5月の某所に日本棋院佐賀中央支部に訪れました。目的は吉岡プロとの対局です。連絡をしたところ、恐縮にも吉岡プロが佐賀駅まで迎えに来てくださりました。2対局していただき、結果は0勝でした…(引退されていますが、強さは現役そのものです)。

 1対局に時間無制限で2〜3時間くらい真剣に考えて対局をしてくださりました。その姿に筆者は憧れを隠せませんでした。そして同時にぐうの音も出ないほどの敗北感も味わう事が出来、良い経験になりました。近隣の囲碁をしている若者達も吉岡プロに指導をしてもらう事を目的によく通っているそうです。

 碁会所の雰囲気は「古き良き碁会所」で筆者の大好物です(笑)。吉岡プロがおられる限り佐賀の囲碁界も安泰でしょう。また、近いうちに吉岡プロに挑みたいと思っています。是非、佐賀県に行った際は囲碁をされている方は訪れてはいかがでしょうか。

 吉岡プロを目指すために「碁」for it(頑張る)!

日本棋院佐賀中央支部

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