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【光】熱中症対策機器「アセミル」販売へ ステンレス光、田布施工場で見学会
経済光市ステンレス製品の加工・販売を手掛ける光市の㈱ステンレス光(田中和夫社長)は27日に田布施町の同社田布施工場で、サラヤ㈱が今年3月に発売した熱中症対策機器「アセミル(W2B2)」のデモンストレーション見学会を開いた。
同社は中国地方の販売代理店として導入提案を進めるとともに、企業向け見学会を開き、熱中症対策の普及を図る。
昨年の労働安全衛生規則改正により、事業者には熱中症対策が義務化された。同社では空調服の支給やスポットクーラーの設置、冷房付き休憩室の整備などを進めてきたが、管理者が現場の状況をリアルタイムで把握して指示できるようにとアセミルを導入した。
アセミルは気温や湿度、暑さ指数(WBGT)に加え、作業強度や着衣条件から1時間当たりの発汗量と塩分損失量の目安を表示。Bluetoothでデータをクラウドへ送信し、安全衛生担当者は5分ごとにパソコンで各現場の状況を確認できる。「水分を取ってください」といった一律の呼び掛けではなく、水分量や塩分補給量を具体的に指示できるのが特徴。
田布施工場では加工棟3カ所と製缶棟1カ所の計4カ所に設置し、約20人が働く工場内を一元管理。気温が上昇する午後2時ごろから、担当者が状況を確認しながら休憩や水分補給を促し、WBGT値が35を超えた場合は作業を中断して休憩室へ退避させる。
企業向け見学会は6日(木)、18日(火)、9月2日(水)の午前11時から正午ごろまで開催。各回定員は10人程度で、安全衛生担当者や工場長、総務担当者らを対象に実際の運用状況を公開する。
導入費用はアセミル本体4台、ルーター2台、クラウド管理システム「WEBアセミル」を含め約36万円。現地調査や通信環境の確認を経て設置するため、導入まで約3週間を見込む。
田中社長(71)は「熱中症は発生後ではなく、発生前の予防が重要。管理者が現場データを把握し、具体的な指示を出せる体制づくりにつながる」と話した。
同社では近年、高卒の若手社員を複数採用しており、安全管理の充実を通じて、若い世代も安心して働ける職場環境づくりを進めている。
