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【下松市】教育環境向上に技術力生かして 建設山口下松支部・下松中で営繕奉仕
地域下松市大工、左官など建設業従事者の団体、山口県の建設山口下松支部(今地幾太郎支部長、約1,200人)の学校施設営繕奉仕作業が6日、下松中(伊東克典校長)で開かれ、約40人が黒板やカーテンレールの補修、校舎2階のテラスにはびこった苔の除去などに取り組んだ。
この取り組みは「夏休み期間中に、技術力を生かして子どもたちの教育環境の向上に奉仕しよう」と1975年に始まり、48回目になった。校内で開かれた作業前のミーティングでは市教委の深野浩明教育総務課長がお礼の言葉を述べた。
2年生の教室で参加者は、黒板の下部に取り付けられているチョーク受けの部品を交換したり、ネジを締め直して子どもたちが使いやすくしていた。同市末武中の㈱前田工務店の岩本幸雄代表取締役(54)は「生徒たちが教室を使いやすくなるように、気持ちを込めて作業しました」と話していた。
補修に必要な部品や材料費約30万円は市教委が負担した。今地支部長は「市との信頼関係があるからこそ、50年近く奉仕作業を続けることができた。これからも各支部員が持つ技術力で地域貢献を続けたい」と話していた。
