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【周南】周南新百景から「ナニコレ珍百景」に 佐森さんの「幻の“金山”」全国放送
地域周南市日刊新周南に連載している画家、佐森芳夫さん(74)の「周南新百景」で取り上げた周南市夜市の「幻の金山」が、1日放送の人気テレビ番組「ナニコレ珍百景」に登場し、話題になっている。
この番組はyab山口朝日放送などで毎週日曜の夜に放送され、全国の「珍百景」を認定している。一方、周南新百景は佐森さんが描いた作品と文で構成。「幻の金山」は昨年1月から2月にかけ、3回シリーズで掲載された。
36年前に目にした「郷土誌矢地から夜市へ」にあった「幻の鉱山」の記事から、明治から大正初期にかけて試掘されたが事業化できなかった鉱山の跡を探した体験をつづった。
住民などへの聞き取りや文献も調べ、鉱山の跡と見られる穴を見つけたが、内部を調べることは危険なため難しかった。そこで昨年、「ナニコレ珍百景」に応募して採用。今年2月から3回にわたって撮影があった。
番組では世界的な探検家の吉田勝次さんが内部に入った。穴は人がやっと入れる大きさ。深さが40メートルもあり、人によって掘られた穴であることがわかった。吉田さんが最深部から鉱石を持ち帰り、山口大学の鉱山の専門家に鑑定を依頼。鉱物のシリカが含まれていて、穴は予想通り鉱山の試掘の跡だったことがわかったが、「珍百景」には認定されなかった。
佐森さんは鉱山と鉄道が大好きで、自宅には各地の鉱山跡で許可を得て手に知れた鉱石がずらり。周南新百景の題材にもしている。
撮影に立ち合い、出演もした佐森さんは「中がどうなっているか確認できた。すっきりした気持ちになった」と長年の謎が解けたことを大喜びしている。
今回話題になった「再々周南新百景」“幻の金山”再掲します。

金山か鉱山か
番組の調査で、鉱山の試掘鉱であることがわかりました。佐森さんによると、夜市には大きな岩の割れ目から梅雨に限って小さい金色のヘビが現れるという伝説があり、金山への夢が広がります。なお、穴の中はもろく、公開できる状態ではないそうです。(編集部)
