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政治 : 光市のニュース
[部活動地域展開][光市議会]「地域クラブへの支援の在り方、検討が必要」 一般質問・生徒の選択肢は拡大
政治光市光市議会は16日が一般質問の最終日。伊藤幸子教育長は、中学校部活動の地域展開に関する小林隆司副議長の質問で、地域クラブの数や指導者数はおおむね順調だが、経費面などで「地域クラブに対する支援の在り方の検討が必要」という見方を示した。
小林副議長は地域クラブの状況、地域移行の課題とその解決に向けた取り組みなどをただした。答弁で伊藤教育長は「学校、家庭、地域が連携した大掛かりな事業で、課題の整理が必要」という考え方を述べた。
主な質問項目と答弁をまとめた。
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地域クラブの登録数、加入状況は?
地域クラブには8月末で439人の中学生が加入し、指導者は163人。各中学校区では部活動より地域内で活動する地域クラブの数が上回っており、選択肢が増えている。室積中は部活動は5部だが、地域クラブは11▽島田中は11部だが、21が活動している。



保護者の負担は?
国の2026年度予算の概算要求に団体活動費への支援が盛り込まれていることから国、県の動向を見ながら考える。
学校から地域クラブへの移動は?
小学生までだったひかりファミリー支援センターの送迎事業の対象を中学生まで拡大。有効に活用できるよう取り組む。
指導者の確保は?
指導者の公認資格取得を補助。
生徒の自己管理能力の向上や、地域クラブに参加しない生徒の「居場所づくり」は?
校長で構成している光市教育開発研究所で研究中。
情報発信は?
地域クラブの体験会のチラシを配布するなど、充分な情報が届くよう努める。
地域クラブ活動の会場となる小中学校の体育館の移動式エアコンの導入は?
スポットクーラーを3校ずつある小中学校に計8個配置しているが、移動式エアコンの整備計画は持ち合わせていない。調査研究したい。
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この日は、小林副議長のほか、新見浩明議員(こう志会)、萬谷竹彦議員(こう志会)が質問に立った。
