コラム・エッセイ
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続々周南新百景 / 再 周南新百景 佐森芳夫(画家)
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(56) 一陽来復(いちようらいふく)
早いもので、師走も半分が過ぎようとしている。15日には冬至(とうじ)をむかえる。歳時記カレンダーの冬至の注釈には「一陽来復のとき、昼が最も短いこの日から...
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(55)干し柿
干し柿が完成した。今年は、実家の渋柿が不作であったため、工面することに苦労したが、何とか作ることができた。しかし、いつもの渋柿と違っていたこともあって、...
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(54)ヒドリガモ(緋鳥鴨)
二十四節気の小雪(しょうせつ)(11月22日)を過ぎると、やがて12月7日には大雪(たいせつ)を向かえる。そのころになると、紅葉に彩られていた山の風景も...
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(53)紅葉風景
突然、携帯電話が鳴った。昼寝をしていたこともあり、あわてて電話に出るとSMS(ショートメッセージ)であった。「お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました。こ...
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(52) 猫
狭い路地で、一匹の猫に出会った。突然出会ったにもかかわらず、猫は鳴きながら近寄ってきた。おそらく、餌がもらえると勘違いしたのであろうが、あいにく、餌と言...
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(51)サツマイモ(薩摩芋)
葉が黄色くなり始めたので、思い切ってサツマイモを収穫することにした。家庭菜園の畑全体を覆いつくすほど茂っていたツルは、イモを堀る1週間前に切り取った。そ...
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(50)エビスグサ(夷草)
先日、豆茶を収穫した。耕作放棄地となっている実家の畑で、自然に生えてきた豆茶を収穫することができた。毎年、他の草と一緒に刈払い機で刈り取っていたが、今年...
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(49)フジバカマ(藤袴)
最近、急に朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。そんな中、秋の七草であるフジバカマの花が満開を迎えている。細い茎につけた不釣り合いなほど多くの筒状の花が、時...
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(48)コルチカム
コルチカムは、別名をイヌサフランという。どちらかと言えば、コルチカムという名前よりも、イヌサフランの方が馴染みやすいかもしれないが、コルチカムはサフラン...
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(47)スズメバチの巣
実家で、スズメバチの巣を見つけた。柿の木に作られた巣は、すでにかなりの大きさにまで成長していた。いかにハチが益虫だとしても、そのまま放置するわけにもいか...
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(46)酔芙蓉(すいふよう)
日頃は、酒を飲むことがほとんどない。飲み会など酒を飲む機会が少なくなったからだけではなく、特に酒を飲みたいと思ったことがないからでもある。当然ながら、今...
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9月作品(その一) 宿題「坂」 栗田梧空選
登り切る坂に眼下の青い海 西村君代 坂道の途中で消えていた味方 神田すが代 聞く話病気骨折老いの坂 神田鈴佳 黄泉路への坂だらだらとあ〜しんど 神田すが...
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(45)ひこうき雲
久しぶりに、青空が広がった。その透き通るような青空に、心が洗われたかのようなすがすがしさを感じた。最近では、これほど青空が広がったことも、これほど長く続...
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(44)黒猫
突然、猫と目が合った。いや、突然というよりも偶然と言うべきかもしれない。しかし、猫にとっては、突然であろうが偶然であろうが、そんなことには関係なく、ひど...
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(43)キバナコスモス
9月に入ると、いくらか過ごしやすくなった。その理由は、日中は最高気温が30度を越える真夏日があるものの、熱帯のように蒸し暑い夜と言われる最低気温が25度...
