コラム・エッセイ
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続々周南新百景 / 再 周南新百景 佐森芳夫(画家)
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(71) 零れ桜(こぼれざくら)
「サクラサク」という言葉がある。漢字で書けば「桜咲く」となるが、あえてカタカナで書かれているのには理由がある。その理由を知っている人は少なくなったに違いないが...
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(70) 徳山ワルツ
「みど35周年ありがとう感謝リサイタル」が、3月26日に周南市文化会館大ホールで開かれた。リサイタルがあることを知ったのは、本紙3月10日付の「徳山の歌...
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(69) 大根おろし
このところ、季節を先取りしたような暖かい日が続いている。その影響であろうか、家庭菜園に植えてあるダイコンの茎が伸びて、花芽がつき始めてきた。花が咲くと華...
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(68) ワームムーン(Worm Moon)
明け方の西の空には、まだ満月が浮かんでいた。オレンジ色がかった月は、いつもよりも大きく見えているような気がした。月齢を調べてみると、14.8となっていた...
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(67) 夕星(ゆうつづ)
冬の夜空は美しい。よく晴れた夜には、星々の輝きを手が届くほど近くに見ることができる。その理由は、空気が乾燥しているためと言われているが、それだけではなく...
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(66)白梅(はくばい)
「梅の花を取ってもいいですよ」。近所の方からそんな嬉しい言葉があった。わざわざ家にまで足を運んでもらっての厚意に、感謝しつつ甘えることにした。さっそく、...
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(65) 紅梅(こうばい)
最近、季節の移ろいが肌身で感じられるようになった。19日には、福岡管区気象台から、九州北部地方や山口県で「春一番」が吹いたとの発表があった。「春一番」と...
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(64)金峰鉱山(みたけこうざん)
ニッケル基合金。NHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」から、普段あまり耳にすることがない金属名が聞こえてきた。それは、航空機のエンジンに使うネジを作るた...
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(63) ロウバイ(蠟梅)
ガソリンスタンドには、車の長い列ができていた。給油に支障が出るほどの長い行列の目的は、洗車を待つためのものであった。どうやら、多くの車が一度に洗車場に集...
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(62) 雪景色(ゆきげしき)
「10年に一度」と言われていた寒波が、予報どうりにやってきた。実際に寒波が来るまでは、日中の気温がそれほど下がることはなく、雨が降ったこともあって半信半...
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(61)閑人閑話(かんじんかんわ)
散歩の途中で、不思議な光景に出会うことがある。散歩とは言っても、健康維持のためにといった具体的な目的があるものではない。歩きたいと思った時に、ふらりと出...
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(60) ツルウメモドキ (蔓梅擬)
大器晩成という言葉がある。『広辞苑』(岩波書店)には、「鐘や鼎(かなえ)のような大きな器は簡単に出来上がらない。人も、大人物は才能の表れるのはおそいが、...
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(59) 赤い太陽
日中にもかかわらず、空には赤い太陽が出ていた。いつもであれば、直視できないほどの光を放っているはずであるが、まるで夕日のように赤く輝いている。いったいど...
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(58)初日の出
新しい年を迎えた。数年前から単独による新春登山を自粛しているため、ご来光を拝むことはできなかったが、それでも、好天に恵まれたこともあって、市街地の近くか...
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(57) 秋ジャガイモ
大急ぎで、秋ジャガイモを収穫した。収穫のタイミングについては、地上部(葉)が黄色くなってからなどと参考書に書かれていたが、家庭菜園の秋ジャガイモに限ってはいっ...
