コラム・エッセイ
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続々周南新百景 / 再 周南新百景 佐森芳夫(画家)
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(68)徳山駅前地区再開発
遅ればせながら、再開発される徳山駅前地区を歩いてみた。最近では、年に数回程度しか行くことがなかった場所であるが、いよいよ着工の日が近いのではと聞くと居て...
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(67)花手水(はなてみず)
コロナ禍で迎えた新しい年は、例年とはかなり違ったものとなった。恒例の初詣も幸先詣(さいさきもうで)や分散参拝が行われたと思われる影響で、参拝者が集中する...
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(66)ユリノキ(百合の木)
雪が降ると、なぜか気持ちが軽くなる。わくわく、どきどき感が増してくる。なぜそうなるのかは分からないが、記憶をさかのぼってみると子どものころからそうであっ...
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(65)お多福南天(オタフクナンテン)
「南天」は、ナンテンという読み方が「難転」とも表記できるため、「難を転ずる」縁起の良い植物とされている。そのため古い家のそばには必ずと言っていいほど南天...
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(64)ビワ(枇杷)の花
つい最近まで、ビワの花をじっくりと見たことがなかった。冬のこの時季にビワの木を覆う薄茶色のものがビワの花であることを知らないわけでもなかったが、特に興味...
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(63)セイヨウヒイラギ(西洋柊)
世界文化遺産のノートルダム大聖堂が炎上したのは、昨年の4月のことであった。パリの中心を流れるセーヌ川に浮かぶシテ島に建っているノートルダム大聖堂は、パリ...
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(62)トベラ(海桐花)の実
新型コロナワクチンに関するニュースが連日のように報じられている。イギリスでは12月8日からワクチンの接種が始まるとか、すでにロシア産ワクチンの接種が首都モスク...
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(61)ゴンズイ(権翠)の実
再び新型コロナウイルスの感染が、全国的に広がっている。5月の緊急事態の解除後は感染者も減少し防疫が成功したかに思えていたが、経済活動が再開された頃からか...
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(60)ラディッシュ(はつか大根)
ある日を境に、あれほど暴れまくっていた野獣がまったく姿を見せなくなった。来なければ来ないに越したことはないが、来ないなりにいつ来るのかといった不安がより...
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(59)クサギ(臭木)の実
秋の野山で、クサギの実が異彩を放っている。時には、赤と黒の鮮やかな色合いから、花が咲いているように見間違えられることもあるが、本当の花は7月から9月...
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(58)柿渋(かきしぶ)
秋色が深まっていく山間の風景の中で、赤く実った柿がひときわ目を引いている。その柿の多くは甘柿ではなく渋柿と思われるが、もぎ取られることもなくたわわに実を...
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(57)栗拾い
先日、フランス全土に外出禁止令が出されたとの新聞報道があった。5月のロックダウン以降、経済活動を再開し国内旅行を促進してきたことで、第2波の感染が急激に...
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(56)エンジェルストランペット(ブルグマンシア)
花の名前は、英名のangel's trumpetからエンジェルストランペットと呼ばれているが、学名はブルグマンシアである。意外にも地味な学名を、何度読ん...
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(55)ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
季節の移ろいは、目立たない端役のようでもある。華々しく立ち回る主役の陰で、気づかないうちに登場し、静かにはけていく。その地味な役どころが脚光を浴びること...
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(54)カラスウリ(烏瓜)
夜陰にまぎれて、奴らがやって来る。気配を察した隣家の犬が激しく吠えたてるが、いっこうに動じる様子はない。何かに似た鳴き声を発しながら、あたり一帯を荒らし...